ギター初心者向けに基本コードの覚え方と練習法を解説
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初心者が最初に覚えるべきギターコード完全解説
はじめに
ギターは、初心者から経験者まで幅広い層に愛されている楽器です。しかし、ギターを始めたばかりの方にとって、どこから手をつければいいのか迷うことも多いのではないでしょうか。その中で「基本コードを覚えること」は、ギター演奏の第一歩として非常に重要です。なぜなら、コードは多くの曲に登場し、それを習得することで自分の好きな曲を弾けるようになる楽しさを早く味わえるからです。
この記事では、ギター初心者が最初に覚えるべき基本コードをわかりやすい表を使って詳しく解説します。初心者がつまずきがちなコードチェンジのコツや、効率的な練習方法にも触れることで、スムーズな上達をサポートします。簡単な曲を使って練習できる実践方法も提案し、学びながら楽しめる内容を目指します。
基本コードの習得は決して難しいものではありません。一つずつ丁寧に取り組むことで、確実に弾けるようになります。本記事を通じて、ギターの基礎をしっかりと身につけ、音楽を楽しむ第一歩を踏み出しましょう!
基本コードとは?
ギターの基本コードとは、簡単に言えば「音の和」を作るために弦を特定の位置で押さえ、複数の音を同時に鳴らす技術です。これらのコードは、ギター演奏の土台となるもので、多くの曲で頻繁に使われます。
初心者にとって、基本コードを覚えることは、ギターを弾く楽しさを実感するための重要なステップとなります。
コードには多くの種類がありますが、まずはメジャーコードとマイナーコードの2つを理解することが大切です。この2種類のコードをマスターするだけで、ポピュラーな曲のほとんどに対応できるようになります。
初心者が最初に覚えるべき理由
基本コードはギター演奏の「共通言語」のようなものです。音楽の中でよく使用されるため、これを覚えることで以下のようなメリットがあります。
- 簡単な曲を弾けるようになる
- メジャーコードやマイナーコードを組み合わせるだけで、多くのポピュラーソングを演奏することができます。早い段階で演奏する楽しさを味わえます。
- 他の技術に発展しやすい
- 基本コードを覚えることで、より複雑なコードやリードギター、ソロ演奏に進む基盤が整います。
- 音楽理論の基礎を学べる
- コードの構成音を理解することで、音楽理論の基本的な知識も自然に身につきます。
メジャーコードとマイナーコードの違い
ギターの基本コードを理解する上で、最初に押さえておきたいのがメジャーコードとマイナーコードの違いです。この2つのコードは音楽の基盤を成す重要な要素であり、それぞれに特徴的な音色を持っています。メジャーコードは明るく力強い印象を与えるのに対し、マイナーコードはどこか物悲しく深みのある音色が特徴です。
メジャーコードの特徴
メジャーコードは、ポジティブで明るい響きを持つコードです。ドレミの「ド」から始まるメジャースケール(長音階)を基に構成されます。Cコード、Gコード、Dコードなど、ギター初心者が最初に覚えるべきコードはほとんどがメジャーコードです。
- 使用例: 明るく元気なポップスやアップテンポな楽曲でよく使われます。
- 押さえ方のコツ: メジャーコードでは、弦をしっかりと押さえることでクリアな音が得られます。
マイナーコードの特徴
一方、マイナーコードは暗く切ない響きを持つコードです。これは、メジャーコードと比べて「第3音」が半音低い(フラット)音程になっているためです。AmコードやEmコードなど、マイナーコードも初心者にとって覚えやすく、頻繁に使用されます。
- 使用例: バラードや感傷的な楽曲、雰囲気のある楽曲に多く登場します。
- 押さえ方のコツ: 指の角度や力加減を調整し、音が濁らないようにすることがポイントです。
メジャーコードとマイナーコードの覚え方
この2種類のコードを覚える際には、まずメジャーコードを優先するのがおすすめです。その後、マイナーコードに取り組むと、メジャーコードとの違いが視覚的にも音としても理解しやすくなります。
- 具体例
- Cコード(メジャー)とAmコード(マイナー)を比べてみると、第3音(ミとミ♭)が異なることがわかります。これを基に、他のコードでも共通点と違いを見つけると覚えやすくなります。
メジャーコードとマイナーコードをしっかりと区別しながら練習することで、初心者でもスムーズにコードの基礎を身につけることができます。
基本コードの解説
ここでは、ギター初心者が最初に覚えるべき基本コードについて詳しく解説します。各コードごとに構成音や押さえ方のポイントを説明し、初心者が直面しやすい問題への対処法も紹介します。まずは、メジャーコードから始めてみましょう。
メジャーコード
Cコード
Cコードは、「ド・ミ・ソ」の音で構成される明るい響きを持つメジャーコードです。Cコードでは、6弦を鳴らさないように注意しましょう。親指を使って6弦を軽く触れることでミュートする方法を取り入れると、より演奏が安定します。
- 押さえ方のポイント
- 1弦(高音側): 人差し指で1フレットを押さえる。
- 2弦: 中指で2フレットを押さえる。
- 4弦: 薬指で3フレットを押さえる。
- 5弦: 開放弦(何も押さえない状態)で鳴らす。
- 6弦(低音側): なるべく弾かないように注意する。
- 練習のコツ
- 初めは、6弦をミュートする練習から始めましょう。親指を軽く触れるだけで音を出さないようにできます。1弦~5弦がクリアに鳴るように1本ずつ弾いて音を確認しましょう。
Gコード
Gコードは、「ソ・シ・レ」の音で構成されるメジャーコードで、Gコードは全ての弦を鳴らすことができるコードです。6弦3フレットを押さえる際には中指を使うと、他の指の配置がスムーズになります。指を大きく広げる必要があるため、初心者には少し難しく感じるかもしれません。
- 押さえ方のポイント
- 1弦: 薬指で3フレットを押さえる。
- 2弦: 小指で3フレットを押さえる。
- 6弦: 中指で3フレットを押さえる。
- 3弦、4弦、5弦: 開放弦で鳴らす。
- 練習のコツ
- 指をスムーズに広げられるよう、柔軟性を高めるストレッチを行いましょう。弦を均等に押さえ、全ての音が濁らないように意識します。
Dコード
Dコードは、「レ・ファ#・ラ」の音で構成されるメジャーコードで、高音弦を中心にした響きが特徴です。
- 押さえ方のポイント
- 1弦: 中指で2フレットを押さえる。
- 2弦: 薬指で3フレットを押さえる。
- 3弦: 人差し指で2フレットを押さえる。
- 4弦、5弦、6弦: 鳴らさない。
- 練習のコツ
- 弦を鳴らす位置に注意し、ピックや指で弾くときは、4弦から下の弦だけに集中する練習を行いましょう。
Eコード
Eコードは、「ミ・ソ#・シ」の音で構成されるコードで、全ての弦を使用するため、初心者でも演奏しやすいコードの一つです。
- 押さえ方のポイント
- 3弦: 人差し指で1フレットを押さえる。
- 4弦: 中指で2フレットを押さえる。
- 5弦: 薬指で2フレットを押さえる。
- 全ての弦: 弾いてOK。
- 練習のコツ
- 音が濁る原因となる隣の弦への接触を避けるため、指の角度を調整しましょう。人差し指の位置に注意が必要です。
Aコード
Aコードは、「ラ・ド#・ミ」の音で構成されるメジャーコードです。押さえる弦が隣接しているため、初心者でも指の配置を覚えやすい特徴があります。
- 押さえ方のポイント
- 2弦、3弦、4弦: すべて2フレットを押さえる。人差し指、中指、薬指を使用するか、1本の指(人差し指)で全ての弦を押さえる方法もあります。
- 1弦、5弦: 開放弦で鳴らす。
- 6弦: 鳴らさない。
- 練習のコツ
- 初めは指が重ならないように1本ずつ押さえ、慣れてきたら指をまとめて押さえる練習を行います。
Fコード(簡易版)
Fコードは「ファ・ラ・ド」の音で構成されるコードです。Fコードは本来バレーコード(1本の指で複数の弦を押さえる形)ですが、初心者向けには簡易版から始めるのがおすすめです。簡易版では、親指で6弦を軽く触れてミュートする方法を取り入れると音が安定します。
- 押さえ方のポイント(簡易版)
- 2弦: 人差し指で1フレットを押さえる。
- 3弦: 中指で2フレットを押さえる。
- 4弦: 薬指で3フレットを押さえる。
- 1弦、5弦、6弦: 鳴らさない。
- 練習のコツ
- 鳴らさない弦を右手や親指でミュートする練習をすると音が安定します。慣れてきたら、完全なFコード(バレーコード)に挑戦しましょう。
マイナーコード
マイナーコードは、メジャーコードに比べてやや暗く感情的な響きを持つコードです。初心者にとっても覚えやすい形状のものが多く、AmコードやEmコードはギターの練習初期に頻繁に使われます。ここでは、よく使われるマイナーコードを具体的に解説します。
Amコード
Amコードは、「ラ・ド・ミ」の音で構成されるマイナーコードで、非常に多くの楽曲で使用される基本コードの一つです。
- 押さえ方のポイント
- 2弦: 人差し指で1フレットを押さえる。
- 3弦: 薬指で2フレットを押さえる。
- 4弦: 中指で2フレットを押さえる。
- 1弦、5弦: 開放弦で鳴らす。
- 6弦: 鳴らさない。
- 練習のコツ
- 指をスムーズに配置するため、2フレットを押さえる中指と薬指の間隔に注意しましょう。押さえた後は、弦ごとに音がしっかり出ているか確認します。
Emコード
Emコードは、「ミ・ソ・シ」の音で構成され、ギター初心者が最初に覚えるべきコードの代表格です。全ての弦を使用でき、比較的押さえやすい形状が特徴です。
- 押さえ方のポイント
- 4弦: 中指で2フレットを押さえる。
- 5弦: 薬指で2フレットを押さえる。
- 全ての弦: 開放または押さえた状態で弾く。
- 練習のコツ
- 他の弦に指が触れないように角度を調整します。簡単なコード進行の中に取り入れ、実践的に練習すると効果的です。
Dmコード
Dmコードは、「レ・ファ・ラ」の音で構成されるマイナーコードです。やや押さえにくい形状ですが、練習次第で克服可能です。
- 押さえ方のポイント
- 1弦: 中指で1フレットを押さえる。
- 2弦: 薬指で3フレットを押さえる。
- 3弦: 人差し指で2フレットを押さえる。
- 4弦: 開放弦で鳴らす。
- 5弦、6弦: 鳴らさない。
- 練習のコツ
- 指を正確に配置し、1弦と2弦の間隔に注意します。指が重ならないように、鏡で指の形を確認するのも有効です。
Bm7(簡易版)
Bm7は『シ・レ・ファ#・ラ』の音で構成されるコードで、簡易版では初心者でも押さえやすい形が用いられます。2弦は開放弦(押さえない)として鳴らし、1弦・5弦・6弦は弾かないように注意しましょう。
- 押さえ方のポイント
- 2弦: 人差し指で1フレットを押さえる。
- 3弦: 中指で2フレットを押さえる。
- 4弦: 薬指で2フレットを押さえる。
- 1弦、5弦、6弦: 鳴らさない。
- 練習のコツ
- 指を固定する形を覚えるために、コードを押さえたまま一度離し、再度同じ形を作る練習を繰り返すとスムーズに身につきます。
基本コードの練習におすすめの曲
コードを覚えたら、実際の曲を演奏することで練習を楽しく進めましょう。初心者でも挑戦しやすい曲には、簡単なコード進行が使われており、コードチェンジの練習にも最適です。実際に演奏することでリズム感やストローク(弦のかき鳴らし方)の向上にもつながります。
「マリーゴールド」 – あいみょん
- 使用コード: C, G, Am, F
- 日本のポップスを代表するヒット曲で、初心者に優しいコード進行が魅力です。リズムもゆったりしており、コードチェンジの練習にぴったりです。
- 練習ポイント
- C→G→Am→Fの進行を繰り返します。
- ストロークを一定のリズムでキープしながら、コードチェンジに集中しましょう。
「空も飛べるはず」 – スピッツ
- 使用コード: C, G, Am, F
- 爽快感のあるメロディーが特徴で、歌いながら演奏する練習にも適しています。テンポがそれほど速くないため、初心者でも取り組みやすい曲です。
- 練習ポイント
- ゆっくりとしたテンポでコードチェンジを練習した後、ストロークを加えます。
- 簡単なアルペジオ(弦を順番に弾く奏法)で練習すると表現力が豊かになります。
「ドライフラワー」 – 優里
- 使用コード: C, G, Am, F
- 感情豊かなバラード曲で、コード進行がシンプルながらも表現力を磨くのに適しています。指弾きの練習を取り入れるのもおすすめです。
- 練習ポイント
- 一つひとつのコードを丁寧に鳴らしながら、感情を込めた演奏を心がけましょう。
- コードチェンジのタイミングを意識し、歌詞の流れに合わせて練習します。
「CHE.R.RY」 – YUI
- 使用コード: C, G, Am, F
- 明るいメロディーが特徴の曲で、初心者にとって楽しい練習曲です。リズムに合わせたストロークの練習に最適です。
- 練習ポイント
- 一定のリズムでストロークを練習し、コードチェンジを自然に行えるようにします。
- 最初は遅いテンポで練習し、徐々にテンポを上げていくことで演奏の完成度を高められます。
初心者が曲を練習する際の注意点
- テンポを落として練習する
- いきなり原曲と同じ速さで練習するとミスが増えやすいため、初めはゆっくりとしたテンポで演奏しましょう。
- コードチェンジを意識する
- 曲の進行に合わせてスムーズにチェンジすることを優先します。ミスが多い箇所を繰り返し練習するのが効果的です。
- 録音して確認する
- 自分の演奏を録音し、コードチェンジやリズムが正確かどうか確認します。改善点を意識しながら練習を続けることで上達が早くなります。
基本コードの練習法
ギター初心者が基本コードを効率よく習得するためには、正しい練習方法を選ぶことが重要です。ここでは、初心者が上達しやすい具体的な練習法を紹介します。一つひとつの方法を実践することで、確実にコードの押さえ方やチェンジがスムーズになります。
スローテンポで練習する
最初は、コードチェンジの正確さを重視してゆっくりしたテンポで練習します。速さにこだわらず、一つひとつのコードがきれいに鳴ることを目指しましょう。
- 練習のポイント
- メトロノームを使い、テンポ60~80程度の遅いリズムで練習します。コードを押さえた後に、全ての弦がしっかり鳴っているか1本ずつ確認するのがおすすめです。
リズム感の磨き方については以下もご確認ください。
部分練習を取り入れる
コードチェンジの中で難しい部分を切り取って練習します。GコードからCコードへのチェンジや、FコードからAmコードへの移行など、自分が苦手と感じる箇所を重点的に練習しましょう。
- 練習のポイント
- チェンジする2つのコードを繰り返し練習します。1回の練習で10~15回程度同じ動作を行うと、動きが指に馴染んできます。
指の形を固定する練習
コードを押さえた状態で、一度指を離してから同じ形を再現する練習を繰り返します。この練習をすることで、コードの形を指が自然に覚えるようになります。
- 練習のポイント
- ギターを使わずに、空中でコードの形を作る練習を行うことも効果的です。コードチェンジの際に迷わず指を動かせるようになります。
2コードだけの練習から始める
最初は、2つのコードだけを繰り返すシンプルな練習がおすすめです。CコードとGコード、AmコードとFコードなど、頻繁に使われるコードの組み合わせで練習します。
- 練習のポイント
- 同じコード進行を5分間繰り返す「短時間集中型」の練習を取り入れると効果的です。時間を区切ることで集中力が維持できます。
短い時間を毎日確保
ギターの練習は、毎日少しずつでも継続することが大切です。1日10分程度の練習でも、継続することで上達速度が格段に上がります。
- 練習のポイント
- 毎日の練習を習慣化するために、練習の時間帯を決めると良いでしょう。寝る前の10分間を練習時間にするなど、ライフスタイルに合わせて設定します。
モチベーションを保ちながら、日々の短時間の練習で上達する方法は以下にまとめています。
音のチェックを録音で行う
自分の演奏を録音し、コードが正確に鳴っているかを確認します。録音した音を聞き返すことで、改善すべきポイントが具体的にわかります。
- 練習のポイント
- 鳴っていない弦や濁った音があれば、押さえ方を調整しましょう。押さえる力や指の位置を微調整するだけで、音が格段に良くなる場合があります。
曲の一部を使って練習
好きな曲のワンフレーズを取り出し、コード進行の練習に利用します。実際の楽曲で練習することで、コードチェンジのタイミングやリズム感も同時に鍛えられます。
- 練習のポイント
- 短いサビ部分やイントロを反復練習します。簡単な進行が多い曲を選ぶとモチベーションが維持しやすくなります。
テンポを徐々に上げる
基本コードをある程度押さえられるようになったら、テンポを徐々に速くして練習します。メトロノームを活用し、一定のテンポを保ちながらスピードを上げていきます。
- 練習のポイント
- 慣れないうちは、最初のテンポを十分に遅く設定しましょう。正確さを犠牲にしないように練習することが大切です
まとめ
ター初心者が基本コードを習得することは、音楽を楽しむための重要なステップです。本記事では、初心者がまず覚えるべきメジャーコードやマイナーコードを具体的に解説し、それぞれの押さえ方や練習のポイントを紹介しました。
ギターの基本コードをマスターすることで、好きな曲を弾ける楽しさを味わえるようになります。無理せず、楽しみながら練習を続けていきましょう。音楽のある生活があなたの毎日をさらに豊かにしてくれるはずです!