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AriaProII ZZ Custom

Introduction
1980年代のハードロック・ヘヴィメタルブームを牽引したギターの一つが、Aria Pro II ZZ Custom です。Aria(荒井貿易)は、当時「日本製エレキギターのクオリティを世界へ示す」ことを目標に、多くの名器を生み出しました。特に ZZ シリーズは、Gibson Explorer を彷彿とさせ、よりシャープなデザインと、強烈なサウンドキャラクターを持つことで人気を博したと言われています。今回はそんなAria Pro II ZZ Customをレビューしていきたいと思います。
Basic Spec
• Body : Alder
• Neck : Maple
• Fingerboard : Rosewood
• Number of Frets: 24f
• Scale Length: 647.7mm
• Pickups: 2 Protomatic V Humbuckers
• Bridge : ACT-1G tremolo unit w/string lock
• Controls: 1 Volume / 1 Tone / 3-Way Switch
• Neck Joint: Bolt-On or Set Neck (Custom Option)
• Machine Heads : die cast
• Strings Nut : bone
• Hardware : gold
Design
ボディーには、アルダー材が使用され、中音域の豊かさとバランスの取れたサウンドが特徴です。フェンダー社のストラトキャスターやテレキャスターをはじめ、多くのギターに採用されており、ロックやブルース、ポップスなど幅広いジャンルに適しています。音の傾向としては、温かみがありながらもクリアで、アタックが強すぎず程よいサステインを持っています。重量は中程度で、演奏時の負担が少なく扱いやすい点も魅力の一つです。他の木材と比べると、アッシュのような明るくはっきりしたアタック感や、マホガニーのような厚みのある低音は控えめですが、その分クセがなくオールラウンドに使える点が強みです。扱いやすい重量とバランスの良い音質から、多くのギタリストに愛され続けている木材の一つです。


ネックには、メイプル材が使用されており、その最大の特徴は、硬くて密度が高く、剛性に優れていることです。この特性により、ネックの反りや歪みを抑え、安定した演奏性を提供します。また、音の傾向としては、高音域がクリアで抜けが良く、アタック感が強いのが特徴です。輪郭のはっきりした明るいサウンドを生み出し、特にストラトキャスターやテレキャスターなどのフェンダー系ギターによく採用されています。


指板は、ローズウッド材で、ギターの指板として広く使用される木材です。温かみのあるサウンドと優れた演奏性が特徴です。適度な硬さと油分を含む滑らかな質感を持ち、プレイ時の指馴染みが良いため、多くのギタリストに支持されています。音質的には、中低音域が豊かで、メイプル指板に比べてやや甘くマイルドなトーンを生み出します。そのため、アタック感が強すぎず、丸みのあるサウンドを求めるプレイヤーに適しています。

ZZ Custom のデザインは、Gibson Explorer をベースにしつつ、より攻撃的で独自のアレンジが施されています。
- シャープなボディシェイプ
- 角度のついたボディラインが特徴的で、一般的なエクスプローラー系ギターよりもアグレッシブな印象を持ちます。
- ステージ映えするデザインで、ハードロック・メタル向き。
- ゴールドハードウェア
- ZZ Custom モデルには、高級感のあるゴールドパーツが採用されているものもあり、ヴィンテージらしい風格が漂います。
- 経年によるパーツのくすみも味になる。
- ヘッドデザイン
- Aria Pro II の特徴的なロゴと、シャープなヘッド形状がバランスよくマッチ。
- オリジナルのペグが装備され、操作性も良好。
Sound Performance
ZZ CUSTOMには2基のハムバッカーピックアップが搭載されており、パワフルで太いサウンドが特徴となっています。高出力なピックアップによって、ディストーションをかけた際のサスティンが長く、ハードロックやメタル向きのトーンを生み出します。しかし、その見た目の攻撃的な印象とは裏腹に、意外とオールラウンドに使える仕様になっています。
- クリーン・サウンド
- フロントPU(ネック側):
- 太くウォームなトーン。
- クリーンでも程よく抜けるサウンドで、ジャズやブルースにも対応可能。
- リアPU(ブリッジ側):
- クリアでエッジのあるトーン。
- カッティングやアルペジオでも十分使えるバランスの良さ。
- フロントPU(ネック側):
- ドライブ・サウンド
- 中域に特徴があり、歪ませると 80年代の王道ハードロック・メタルサウンド を生み出せる。
- リアPUのパワーが強い ため、リードプレイでも埋もれないサウンドが出せる。
- 高音域の伸びも良く、フルテンにすると「これぞ80年代!」な雰囲気になる。




Strong & Weak Point
長所(メリット)
- 80年代ならではの個性的なデザイン
- 他のエクスプローラー系モデルと比べても、存在感が圧倒的。
- ステージ映えするデザインとカラーリング。
- ヴィンテージ市場での希少価値
- Aria Pro II のZZシリーズは生産数が多くないため、中古市場では 希少価値が高い。
- 価格も徐々に高騰中で、今後さらにプレミアがつく可能性あり。
- メタル~ロックに最適なパワフルサウンド
- パワーのあるオリジナルハムバッカーが搭載されており、ハイゲインでの相性が抜群。
- 日本製ならではの精密な作り
- 80年代のジャパンビンテージらしく、仕上げが丁寧で演奏性も高い。
短所(デメリット)
- ボディが大きく、重量がある
- エクスプローラー系全般に言えるが、ZZ Custom も比較的重量があるため、長時間の演奏には向かない。
- ストラップを調整してバランスを取る必要がある。
- 年代物なのでダメージがある場合が多い
- 新品で入手できる可能性が低く、ボディーや電装系に何らかのダメージ(トラブル)を抱えている場合がある。
- パーツの入手が難しい
- オリジナルパーツが流通していないため、修理や改造時に代替品を探す必要がある。
General Review
Aria Pro II ZZ Custom は、80年代のメタルブームを象徴する一本であり、今なおヴィンテージ市場で高い評価を受ける名機と言えるでしょう。
- ハードロック・メタル系の個性的なギターが欲しい人
- 80年代のジャパンヴィンテージに興味がある人
- ステージ映えするエクスプローラー系ギターを探している人
一方で、大きくて重いボディやオリジナルパーツの入手困難さなどのデメリットもあるため、扱う際にはそれなりの覚悟が必要と考えた方が得策でしょう。しかし、それを補って余りある魅力がある一本。80年代のロックギターシーンを体現する、唯一無二のエクスプローラー系ギターと言えるでしょう!